[旅行]チベットに行ってきました。(9)

第4日目(その1) 9月2日(金)

今日はラサ市内の観光。このツアーのメインです。
セラ寺、大昭寺、パルコル(八角街)、ポタラ宮を観光します。

このツアー、いろんなトラブル、ハプニングに恵まれて(?)います。
今日も、、、、
(1)バス運転手連行事件。
(2)同行者行方不明事件。
(3)私のデジカメがコンクリートの上にガシャンと、、、。
ははは。

7:10 ホテルで朝食。皆さん朝早いです。
4日目にもなると、だんだん、一緒に行動するグループに分かれてきます。
女性2人組と女性単独参加者1名、ボス夫婦、父と娘、男性2人組に男性単独参加2名という風に。そして、男性たちが、父(81歳らしい)と娘さんを、そっとサポートするという体制に。いいツアーです。
ホテルの部屋からは、確かにポタラ宮が見えました。


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09:00 ホテル出発。セラ寺に向かいます。
本当に渋滞しています。どうも、1年に一度というショットン祭のため、チベット中から、信者や観光客がラサ市に集まっているためでしょう。
ショットン祭、夏の一定期間の修行が開けた日に、村人たちが僧侶にヨーグルトを出したのがその起こりと聞きました。
この祭りでは、デプン寺やセラ寺で大タンカの開帳があるらしい。うまく行けば見られるかも。

09:15 セラ寺の駐車場着。早朝でまだゴミの回収が終わってないのか。でも、これはひどすぎます。


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セラ寺の入口。ここから、参道が続いています。
門の屋根には鹿の姿が。お釈迦様が悟りを開いて最初に鹿を相手に説法したという故事に基づいているのです。
このセラ寺、西寧のタール寺と同じくゲルク派の寺院。開祖ツォンカパのお弟子さんが創建したチベット仏教最高の学府。
日本から河口慧海や多田等観がここで修行したお寺としても有名です。
河口慧海は1897年(明治30年)日本を発ち、苦難を重ねながら1901年(明治34年)、セラ寺の大学に入学を許されています。
この経緯は「チベット旅行記」という本に書かれています。随分前に文庫本で読みましたが、今は青空文庫で無料で読めます。
今回、私のタブレットに入れて持ってきました。


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お寺への参道は広いです。しばらく歩くとマニ車と日本でいう線香をたく場所がありました。


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参道の左側に印経院。最初、飲み物を売っているお店かなと思ってしまいました。コカコーラをたくさん置いてありましたから。
中はちょっと薄暗いのですが、チベット語のお経の本や、その版木、仏像をたくさん置いてあります。本や仏像は売り物のようです。ここからチベット中に運ばれていくのかな。
ここには見事なタンカがありました。色をつけた砂で書かれています。砂曼荼羅というものですね。これはすごかった。以前、日本のTVでこのタンカを作る様子が放送されていました。
3点展示してあったのですが、真ん中のものは今から300年前に作られたタンカとか。すごいの一語に尽きます。


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次は、色拉寺六殿と呼ばれるお堂です。
たくさんの仏様や僧の像が置いてあります。僧たちが修行する場所もありますが、お堂内は撮影禁止です。
ここでも、孫の健康だけを願いしました。
お堂の中には布のタンカも飾られています。見事なものが多いです。
現地ガイドのToさんによると、一番最高のものは、人間の背中の皮で作ったものだそうです。実物は見なかったのですが、、、。
お金持ちが死ぬと、高僧から背中に曼荼羅を描いてもらって、皮を剥ぎ、タンカにするとか。

Toさん、続いて鳥葬の話も。
鳥葬と言えば、私の大好きな学者川喜田二郎の「鳥葬の国-秘境ヒマラヤ探検記(1992年)」でしょう。
このセラ寺のある山の反対側で今も行われているとか。おお!


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もう少し他のお堂も見学したかったのですが時間がありません。
セラ寺で有名な修行僧による「問答」の光景も見ることができませんでした。
このセラ寺、西寧のタール寺に比べると中国人(漢民族)のツアー客は見当たりません。ほとんどの人がチベット族のようです。
おっと、ここにも養老院がありましたよ。

参拝を終えて駐車場に向かっていると、ボスが写真を撮って欲しいと頼まれています。若くて綺麗な日本の女性です。一人旅と言います。大丈夫かな。でも、すごい。こんな奥地まで一人でやって来るとは。


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11:00 セラ寺出発。大昭寺に向かいます。
ここで今日最初のトラブルが、、、。
私たちの乗っているバスが交通警官の検問にかかります。
バスの運転手さんが何か見せているのですが、、、。先に進めません。
とうとうバスの運転手さんが車を降りて、警官と話を始めました。
険悪な雰囲気ではありませんが、時間がたっていくだけ。私たちに対してのパスポートチェックなどはありませんし、警官がバスの中に入ってくる様子もないのです。
例のご夫人が添乗員さんとToさんに文句を言い始めした。まあまあ。落ち着いて、穏やかに、穏やかに。(笑)

しばらくしてToさんから事情の説明がありました。
運転手さん、免許証は持っていたものの身分証を持っていなかったとのこと。普段は免許証(身分証番号も書かれている)があれば問題ないのだが、今日はショットン祭で普段以上に検問が厳しいらしいと。
それも、運転手さんが自分から身分証を忘れてきたと警官に言ったらしいのです。きっと真面目な方なのでしょう。

こうなってくるともうバスは動かせません。
Toさんが会社に連絡。別の運転手さんとバスが10分程で来ると言います。
でも、10分経っても、20分たっても替わりのバスが来ません。
喫煙者のSaさんはバスから出て、道路端で警官と一緒にタバコを吸っています。(笑)
約1時間後やっとバスが到着しました。乗り換えるとき、問題を起こした運転手さんが同行者一人ひとりに頭を下げていました。
私、肩をたたいて「心配すんな!」と言ってあげましたが、通じていたかな。
運転手さんは警官を横に載せてバスを運転し、どこかへと連行されていきました。厳しい処分がないといいのですが。
その後、このバス会社から迷惑をかけたということで、お土産をいただきました。
あ、警官の様子などの写真は自主規制です。


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さあ、予定から約1時間遅れて再出発です。

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