[旅行]チベットに行ってきました。(6)

第3日目(その1) 9月1日(木)

昨日20:15に西寧駅を出発した列車に丸一日乗ってラサ駅まで行きます。
日本では「天空列車」、中国では「天路」とも呼ばれている青蔵鉄道(青海チベット鉄道)から見える風景を楽しんできました。

この青蔵鉄道、西寧からラサまで全長1956km。
鉄道の工事は1、2期にわたって行われ、2006年7月に旅客列車が開通したと言うので、今年でちょうど10年ですね。(日本なら、記念乗車券が発売されているはずですが)

(第1期工事):西寧からゴルムド間(814km)、1984年開通。
(第2期工事);ゴルムドからラサ間(1241km)、2001年着工、2006年開通。

特に、ゴルムドからラサ間の工事は大変だったと思います。標高3000m~4000mの高原。最高標高5072mを通るのです。
この付近は全て永久凍土層のチベット高原。その上に鉄道を建設していくのです。しかも、これをたった5年で完成させるとは。
中国はすごいです。(土地の買収交渉はしないですみますが。レールの下に敷く石ころ一つも他所から運んできています)
中国がこのチベット自治区をどれだけ重要視しているかの証ですね。
おっと、いわゆる「チベット問題」については、私、いろんな思いはあるのですが、あえて自主規制をします。

さて、私達が乗った車両は7号車の第8部屋。軟臥(一等寝台)と呼ばれる定員32名のもの。
他に、硬臥(二等寝台)と硬座があるようです。
全車両数、車両編成は現地ガイドのPoさんに聞いてもわかりませんでした。Poさん「鉄ちゃん」ではなかった上に、どうもこちらの言う質問をわかってないようです。(涙)

この天空列車、スイスの鉄道のように途中の景色などの案内を幾つかの言語でヘッドホンから聞けるサービスをしてくれたらいいのにと思ってしまいました。
もしかしたらベットについていた液晶モニターで何らかの案内があったかもしれません。(液晶モニター、チェックしなかったのです。今も悔いが残ってます。笑)
でも、この鉄道、本来観光用のものではないわけですから、、、、。


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軟臥の一室は二段ベットの4人部屋。
テーブルは折りたたむことができません。各ベットには液晶モニターと酸素供給用のプラグが付いています。
上段のベットに登るステップが小さいので少々不便です。
また、部屋のドアは締まりますが、ベットにはカーテンがありません。女性にとっては気になるところでしょう。
酸素用のプラグ、ベットにあるものからは酸素が出てきませんでした。通路に似たようなものがありますが、ここからは、シューと勢い良く酸素が吹き出してきます。(あ、写真がボケている)
同行の女性2人が体調不良で使ったそうですが、2人とも通路のものを利用したとか。
あるBlogでは吸入用のパイプは車掌さんが全員に配ってくれると書いてありましたが、同行者2人は添乗員さんからもらったと話してくれました。
私、おかげさまで高山病の兆候はまったくありません。頭痛もありません。でも、一応は体験をしておかないとと思い、通路のプラグから酸素を直接吸い込みましたが、特に変化なし。


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それより問題なのはトイレ。洗面台は綺麗なのですが、、、、。
一応、航空機と同じように真空式で流すようにはなっていますが、時々故障したり、床が水浸しになったりします。
勇気を出して(笑)、写真を撮ってみましたが、これは、乗務員さんが掃除をした直後のもの。
軟臥には洋式トイレが付いているという情報もあるのですが、見つけることはできませんでした。


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7号車を進行方向から撮ってみました。この奥がちょうど食堂車になっています。
電光掲示板にはいろいろなスローガンが表示されてきます。何となく意味はわかります。


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ラサ駅を出発して間もなく、私にまたトラブルが。(涙)
8/31 21:16 ラサ駅出発直後にTwitterで書き込みを。ところがそれ以後、どこにも繋がらないのです。
まあ、辺鄙なところですので電波が届いていないのかと思ったのですが、中国3大キャリアの一つ、チャイナ・テレコムの電波は強力に車内にまで届いています。おかしい。もう1Gも使っているはずはありません。
SIMを抜いて、再度設定をし直しましたが、電波は拾うもの、つながりません。ああ。
(9/3 21:24に突然何もなかったように繋がるようになりました。未だに原因不明のまま)


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9月1日 06:30 起床。熟睡してしまいました。体調は異常なし。
途中、ゴルムド駅で停車し、高山用の機関車に切り替えると聞いていたので期待していたのですが、その気配は全くありません。
どうも、すでに通過しているようです。私の調べていた時刻表では07:00頃ゴルムド駅着のようだったのに。

08:00 大きな川を渡ります。社内アナウンスも何もないので、どこを走っているのかが、なかなか把握できません。


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09:00 朝食のため、食堂車へ移動。ちょうど後ろの車両が食堂車。綺麗です。
ご飯は2種類のお粥、添乗員さんから、岩海苔が回ってきました。
配膳を終えた乗務員やPoさんも朝食。乗務員さんたちは自由です。大きな声で喋ったり、スマホをいじったり。(笑)


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車窓からは日本では見ることのできない風景が続きます。空の青さが濃いのです。
驚いたことに、この青蔵鉄道の両側に大きな道路が建設されていて、交通量も多いです。道路のひび割れもきちんと補修されています。西寧ーラサ感はこの鉄道だけだと思っていたのに大違い。やはり実際に来てみないとわからいことがたくさんあります。

時々、羊の放牧の様子もみられます。


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何か雲が低く感じられのですが、「私達が雲に近づいているんだろう」ということで、、、。


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10:00頃。こんな高原にもところどころ小さな集落があります。いったい毎日どんな生活をしているのでしょう。
窓の外の景色、見飽きることはありません。
同室のSaさんが、高度計を見ると、4575m。車両は気圧が保たれているといいますが、あてにはならないようです。
トイレの窓は開けることもできますから。


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11:20 列車はますます高度を上げていきます。この付近はみな永久凍土層。
遠くの山の頂には氷河が見えます。未踏峰の山もたくさんあるはず。だいたい7000mを超えないと、名前さえ付けてもらいえないそうです。


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11:10 添乗員さんが、「いよいよですよ」と教えてくれました。鉄道の世界最高地点(5072m)と世界最高駅(5068m)の唐古拉(タングラ)駅が近づいてきたようです。カメラをかめてその瞬間を狙います。ところが、、、。

11:53 あっという間に、駅を通過。でも、何とかホームの2枚と記念塔の写真を撮ることができました。でも、この駅より約1kmほど手前にあるはずの鉄道世界最高地点はわかりませんでした。
青蔵鉄道さん、ちょっとスピードを落とすなり、駅には停車して記念写真を取らせるサービスはないのですか。(笑)


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12:15 食堂車d朝食。「チベットの猪木さん」はふりかけを持参。小さなカップラーメンまで持ってきています。さすが。
列車内でも中華料理。量が多すぎます。テーブルに並べきれないので皿の上に皿を置くのです。
社内販売えヤクのヨーグルトを買ってみました。5元。これは美味しかった。
列車内の気圧が低いので、お菓子の袋がパンパンに膨れ上がっています。


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西寧駅からラサ駅まで合計36の駅があります。唐古拉(タングラ)駅は20番目。
まだまだ列車の旅は続きます。

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