久住高原野焼きボランティア参加

3月10日、我が深谷の元気そうな姿を見て安心し、翌11日(水)には、久住高原の野焼きにボランティアとして初めて参加してきました。

野焼きを実施したのは、久住高原稲葉組合、組合員80名とボランティアの6名が4つのグループに分かれて一日がかりの作業です。
当初、3月8日(日)に実施の予定でしたが、天候がおもわしくなく、11日に延期となり、30数名のボランティアの参加予定が、ウィークデーのため、ほとんどの方が参加できなくなったそうでです。
オッパーは、知人である野焼きボランティア10数年というSaさんに連れられての初参加です。

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草原に火をつける道具です。孟宗竹を約1.5m程に切ったもので、節を抜き、中に灯油をいれ、ぼろ切れを差し込しこんだ「たいまつ」のようなものです。かなり重いです。
うちの奥様は、チャッカマンを使うのだろうと思っていたようですが、規模が違います。
当然、この道具を使っての火付けはボランティアのできる仕事ではありません。経験と技術を要するのです。

我々ボランティアの仕事は、火消し役です。隣接した放牧地に火が移らないように、「熊手」のようなもので、火を叩き消すのです。

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「熊手?」は約2mの竹の先端を6?7つに割って、かずらで編んだものです。

オッパーを連れていってくれた古老の話によると、正式には先端は7つに割るものだそうで、かずらも木にまかりついているものはダメで、地にはうものがベストだとか。
また、かずらを密に編むと火が消えにくいので、少し、間隔を開けるといいとのことです。
この当たりにも、長い経験が生かされているのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_3115-s.jpg10時前、いよいよ野焼きの開始です。

この久住高原稲葉組合が管理している放牧地は非常に広いです。
ちょうど、「久住高原コテージ」がその中心にあります。オッパーが参加したグループの担当はこのコテージの東側、大分県と熊本県の県境にある放牧地です。

九州の久住高原はその年降水量や年平均気温からいって、草原が発達するところではありません。放っておくと、草原から陽樹林へと変化して、最後はシイ、カシを中心とした陰樹林へと遷移していくはずです。

ススキや一部ネザサ入った多年生草本の草原を長年維持していくには、毎年、火を放って、侵入してきた陽樹を焼き捨てる必要があるのです。
と、言うのは簡単ですが、これだけの広大な草原を維持管理してくにのは大変な仕事です。日本の国土は狭いといいますが、いやー、広い広い(笑)

 

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よく燃えます。特に、谷間はトラクターが入れないので、飼料用として草がが刈れません。そこに生えているススキに火が付くと、パチパチと大きな音をたてて炎が高くあがります。それに、火の回りがすごく早いです。

 

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火消し役です。放牧地で車が入れるところは散水車で、その他、ほとんど場所は例の熊手のような防具と、背中にしょった水を使います。

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放牧地内には小川もあります。この周辺には、シイやカシ類の大木も残っています。あまり人間の手が入っていない場所でしょう。大分県と熊本県の境だそうです。

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棚田のように見えるのは、放牧している牛が草を食べながら歩いでできた道で「牛道」というのだそうです。等高線にそってみごとに道ができています。
「あの段々畑、ひとが作ったのですか」と古老に聞いたところ、「ありゃ、牛がかってに作ったんじゃ」と笑われてしまった。でも、実に見事です。

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火をつけるには、かなりの経験と知識がいるようです。風向き、地形、枯れ草の状態を見て、どこから火を放つと効果的かを常に判断しています。
昔は年寄りたちから大声でしかられながら、若者が覚えていったそうです。今日も、お年寄りから細かい指示が飛んでました。

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この国道沿いのススキ草原、3年ほど焼いていなかったそうで、よく焼けました。
大きな炎と黒煙があがりすごい光景が見られました。写真ではその迫力が伝わりませんが、地元の人たちも驚いていました。

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3時過ぎに、全ての作業が終了。
火消しに使った「熊手」のような道具、そのミニチュアもお土産で持って帰りなさいとのことで、遠慮なくいただきました。

おまけに、お弁当、久住高原コテージの無料入浴券までも出していただき、帰りには、露天風呂でゆっくり汗を流し、帰宅することができました。

今年初めての野焼き参加でしたが、ボランティアと言っても何のお手伝いもできずに終わり、心苦しく思っています。
今まで、頭の中では野焼きの知識はあったつもりですが、今日、非常に貴重な経験ができ、稲葉組合の皆様には本当に感謝しています。

秋には、野焼きに備えて、防火帯をつくる草刈り作業があると伺いましたたので、次回も参加させしようと思っています。

 

 

 

この記事へのコメント

オッパー : 2009/03/18 (水) 10:51:49

3月17日、TVニュースを見てびっくりしました。
湯布院町塚原で行われた野焼きで4名の死者を出す事故が起こってます。
ずいぶん慎重に準備をし、当日も細心の注意をしながらの作業を続けたと思いますが、予測もしなかった事態が起こったのでしょう。

私も久住の野焼きに参加させてもらいましたので、何か他人事とは思えません。
亡くなった方の冥福をお祈りします。

キャンドラ・トリサッポ : 2009/03/13 (金) 09:30:32

コメントをいただいた「さとりん」さん

すみませんが、このブログの左側にあるメールフォームから、メールをいただけないでしょうか。

- : 2009/03/12 (木) 14:31:01

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- : 2009/03/12 (木) 13:07:12

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